学校の七不思議 其の一
おさわりさん
夏休みが終わり、2学期がはじまると現れる
「おさわりさん」
北校舎一階のトイレにまつわる不思議。
北校舎の一階は日当たりが悪く、昼間でもうっすらと暗い。
一階の女子トイレは5つあり、一番奥が洋式になっている。
その一番奥のトイレでの不思議。
夏休みが終わって新学期になると、女子トイレに
「おさわりさん」がでるという。
一年生の女の子が、その一番奥のトイレに入った。
便座に腰掛けたところ、
おしりをスー…っとさわられて感じがした。
「え?」っと思って便器をのぞいてみても、何もない。
「気のせい?」と思ってもう一度すわってみる…
ふたたびおしりをスー…っとさわられた感じがした。
「???」
便器をのぞいてみても、何もない。
わけがわからなくなり、
頭がまっ白になったような感じでまた座ってみると、
スー…スー…スー…と触ってくる感じがした
「きゃー!」
女の子はトイレを飛び出し、担任のS先生に知らせに行った。
話を聞いた先生が便器を調べても
何の異常もない。
何だったのだろう?
その後も何人かの女の子が
「おさわりさんが出た!」
とS先生のもとに訴えにきた。
- 北校舎の女子トイレのいちばん奥の部屋には「おさわりさん」がでるらしい
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